原美織

By 2019年3月7日1月 23rd, 2024撮影後記

縛り、縄の妙味が体の背面にほどこされるのは捕縄術の種々からうかがえる。前面ならば女の顔の表情で哀しさ苦しみ辛さを観ることができる。背面にそれが表現されるのは手である。手は顔であり女の性器であると言っていたのは故濡木氏である。


にもかかわらずセレクト時代は手を硬く握りしめることでいちように表現してしまった。いま思えばあれは間違いであったと反省しなければいけないかと思うが。原美織によっては、俺が幾度も手を開いて体の感情を表現してくれと伝えてもいつしか手を握りしめてしまう。
表現が一様でないように縄の刺激も微妙な伝わりの変化をもたらすものか。それにしても縄の恍惚感に浸る女のすらりとした指が緊張にうちふるえる美しさはえがたいものだ。全身の興奮がそこに見られる美しさは緊縛でこそある美である。

原美織を独断でスケッチしてみる。厳しく縄をかけたのは、三和出版の写真集の撮影であった。150㎝ほどの小柄で体は柔らかくもち肌のしっとりとした皮膚は手に吸い付くような感触。童顔で笑顔が可愛らしい、だが小鼻に意思のきつさがみえる、怒れば火のごとく噛み付くタイプか?編集部から話を通していたのか吊りをしてみると、やすやすと逆さ吊りを15分ほど楽しむではないか。これならば桟敷でも興味をもって撮影をしていただけると思い今回の実現を行った。
この逆さ吊りの経験をもとに片足逆さ吊りから片足開脚逆さ吊り花芯責めまでも責められた事は、読者と共に感謝のしだいである。ふっくらとしたお尻は眩しいかぎりだ。期待して観てください。BBSに感想をいただけると詩織さんは喜びます。

※三和出版から「緊縛愛奴・原美織」という写真集も発売中です。

文 杉浦則夫


撮影:杉浦則夫 緊縛:奈加あきら 助演:鏡堂みやび 制作:杉浦則夫写真事務所
掲載開始日 2019.3.7・14 掲載終了 2019.4.11




杉浦則夫緊縛桟敷 掲載内容
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原美織

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