七海

By 2025年6月12日撮影後記

和服を着て撮影をしたいとの七海からの伝言でした。時期がいいから浴衣にしてみる。


和服の撮影の時は着物と襦袢の他に着付けの多くのものを入れたケースを用意するのであったが、浴衣は反帯があれば十分と思い小物を省いてしまった。だがメイクさんのいうにはせめて帯留がいると苦情のことであったので紫の太紐で間に合わせる、やはり事前にメイクさんに相談するべきであったと反省。着付けを終えた七海は髪を結い上げて清々しく出来上がった。幸いにスタジをの庭は午前の光が快晴である。蚊の季節になっているのを忘れた、早速コンビニまで蚊取り線香と虫除けを買いに走らせる。俺は血がまずいのか余程の凶暴な蚊の奴でしか寄ってこない。
佇ずむ七海の見返る顔に光を浴びて花を咲かせる。薄暗い洋間に誰を待つのか七海。やって来たのはくだんの変態老人。怯える女を手玉に取り裾から手を忍ばせ弄ぶ、激しい抵抗の女に老人の快楽はより昂る。老人の性は勃起にあらず脳細胞の快楽にあるようだ。いく人かの女のGスポットを手慰んだ老人の手管に打ちのめされた女は彼の獲物として堕ちた。
股縄が女を責める、陰部の肉を歪めている、はみ出して異形な花芯が痛々しい、薄笑いを浮かべる老人。縄どめされたふっくらとした丸い尻を晒して梁から荒々しい吊り下げられた七海の悲鳴、だが我々には女の呻きが涙がその中に快楽の響きを探る。やがて女に痙攣が起こる、女は自分の身が殻の中の身軽な快楽を識る。

今回は長時間の撮影であった。だが七海には非常に短な縄の時間だと縄跡を見つめながらの感想でした。

杉浦則夫

撮影:杉浦則夫 緊縛:奈加あきら 助演:鏡堂みやび 制作:杉浦則夫写真事務所
掲載開始日 2025.6.5・12 掲載終了 2025.7.10

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