葉月ひな

By 2026年9月10日撮影後記

動画と写真の違いにおいては、動画は視聴者の意思を奪うが(もっともその方が視聴者にとっては好都合かも?)写真は前後の時間を想像することが出来るので一枚の写真が全く個人的なものとなる違いがある。


俺の緊縛写真はストックホルム症候群を基本として写している。すなわち恐怖→反抗→諦め→協力のながれである。また組み写真は小説ではなく詩であるために時系列を無視して飛躍する。緊縛写真は悪徳な随想だ。重要なのはモデルから発せられるエナジーをうまく捉えて責の悪と女の惨めさのコントラストを描く。この瞬間が訪れた時の写真家は歓喜の叫びを心で叫ぶ。

前手は防御の姿勢が感じられるとマニアの間で嫌うが女囚の捕縛図を見ると前手でおしらすに向かう図を見る。前手が厳しい吊りで責められていれば防御の感じはなく手の動きに哀れさを見ることが出来る。忘我の想いにある葉月の手が宙を彷う。股間のローソク、ベロのローソクそれもエロチックであるが俺はどちらかというと襟足のローソク責めが好きだ。最終シーンでそれを心じみたがいかがなものか?

杉浦則夫

撮影:杉浦則夫 緊縛:奈加あきら 助演:鏡堂みやび 制作:杉浦則夫写真事務所
掲載開始日 2026.9.3・10 掲載終了 2026.10.8

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