葵まりさんから葉月ひなちゃんが桟敷に出たいという嬉しい連絡があり、さっそくマネージャーと連絡をとり契約書を交わす。相手は大手のプロダクションであるから法的な手続きの承諾を得るのに数週間を要した。まりさんによる情報では葉月さんは多くの縛り師とライブの活動をして好評されている女性と聞く。撮影日が待ちどうしく期待をする。
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俺はついに老境の域にあるようだ。ふとしたときに昔の出来事が蘇る。そして人の出会いの不思議さに驚く。20代の頃俺は浅草で青春を踊り子たちとの時間を楽しんでいた。その頃の浅草は60年代の様な人通りはなく寂れた街であった。
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俺の体力がだいぶ弱ってきた。昨日の撮影を終えて疲れてはいたが、今日は夕方にSFの友人との待ち合わせに出た。英会話が出来ないのに携帯の翻訳機を使っての会話であるから会話は錯乱するし精神的なストレスの多さに体力の消耗がきつい。ほとんど死の淵を歩むがごとくして帰宅する。
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T155cm.B87(G65).W58.H84.S23cm.見事なプロポーションであし美人だ。私見であるがこの身長で足のサイズが23㎝を超えると縛りには向かないことを発見した。なぜか体の柔軟さがないし性格的に縄に馴染まないところがある。
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俺はついに老境の域にあるようだ。ふとしたときに昔の出来事が蘇る。そして人の出会いの不思議さに驚く。20代の頃俺は浅草で青春を踊り子たちとの時間を楽しんでいた。その頃の浅草は60年代の様な人通りはなく寂れた街であった。
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藤井との初めての撮影は去年のことであった。衣装がチャイナ服であったので美女の占い師を設定した。チャイナ服の裾を割って覗く美脚が美しい顔立ちと共に映えたのが印象に残っている。何よりも物語をよく飲み込める演技力がいい。今回は囚われた美女の刑罰に惹かれる儚い美をイメージした。
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櫻子さんは数回の撮影になる。撮影の様子は熟知している。今回は少女の悲哀をテーマにしようと思った。悲哀とは哀しく酷いことと理解する。その様な心つもりで撮影を開始する。
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今回は久々に三和出版のスタジオを借りての撮影であった。スタジオは医療器具の倉庫の様に多種の器具が散らばっていた。編集部はこれはどの努力をしても本の売り上げは低迷していると嘆いている。売れないから製作費を削られる。昭和のSMセレクトと現在のマニア倶楽部の編集費を比較すると10倍ほどの差があるだろう。
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ロサンゼルス在住で米国のポルノ女優として活躍し、先日はハスラーの表紙を飾ったマリカさんから帰国するから桟敷の撮影をしたいと連絡が入った。
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昭和の看護婦の設定をしました。純朴な遥さんにはとてもハマった設定と思う。彼女はとても物静かでほとんど会話がありません。かと言って内面が屈折しているわけではなく、笑顔はとても可愛らしく親近感が持てる。
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「お久しぶりです。私を覚えていますか?」5年ぶりに再会したジュンの挨拶であった。こんなに長く彼女が縄の世界に生きているのは意外である。5年前には恋人がいないと寂しげであった。それが今はパートナーを得て縄の悦楽を得ていると言う。
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先日に縄の考察の会を開いた。俺は商業緊縛を続けてきた。読者に支えられながら今日まで撮影を続けることができたのには感謝している。だが終末が近づくと何かしら得体の知れない緊縛亡霊が現れている。
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