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杉浦則夫緊縛桟敷
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なにを勘違いしたのか、長田ステーブはくずし縛とのっけから縛を始めてしまった。
まずいなと思いながらもそれで進行してしまったが案の定、早苗が腕の縛が痛いと不平をもらす。半年前には縄が触れるたびにあんなにも悦びにうちふるえ崩れんばかりな様子であったのにすでに普通の女になってしまったのかと諦めたが、ベーシックな縛で頼むと変更してみると早苗の目がだんだんとうつろになり、視線を失い、とろとろとよだれが流れ始めた。
まさに縄よいが始まる。
こうしてみると拘束のツボ(痛みを悦びに変換するツボ)があり、それをはずすと苦痛が感じられるだけになってしまうのか、ツボは日々変わるといわれるが神経質に考えると縛師は大変な作業をしいられていることになる。
実際にパートナーを縛るということは相手の時々の要求をうまく理解していかねばならないが、それ以上に女の我が儘をいかにおさえていかないと、どんどん要求がエスカレートして肉体的にも精神的にも危険があって危ない。
早苗は以前に狭い空間に閉じ込められるのが好きだと話してくれた、閉所は母体のなかの未熟児の心地いい揺らぎを覚えるのだろうか、それに縄の拘束の痛みがくわわり女に快感のスイチが入ってしまうのだろうか、まだまだわかりません。
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