+縄+想い13

By 2015年12月9日緊縛コラム

昨年は美帆が大病を患った年で、今年は口喧嘩のたえない年であったから、この民家を訪れたのは3年振りである。


ここの蔵つくりの頑丈な梁が吊りの練習をするのに俺の身長ではすくぶる適している。その日は雨模様で小雨が降ったり止んだりだ、民家に着いた頃はどんよりたした明かりが落ちかけていた。荷物をとく間もなくとりあえず美帆に赤いスリップを着せて庭へ出した。ひと目を隠れるようにしゃがみこむ美帆、久しぶりの屋外の撮影に緊張と興奮で後手に縛られた手を固く握りしめている、。手をこれほど固く握る美帆は初めてだ、室内では絶頂感をむかえても指は硬直したり緩めたりと遊ぶ、そっと後ろからあそこに触れてみるとするりと指が入った。。最後の僅かな光ASA3200 F4 T 1/20.庭の紅葉が雨粒の小さな粒の光をつけて光っている。
とりあえず凍える身体を温めるために風呂に入る。ここの浴槽は五右衛門風呂で小さいが深さの目安が見た目よりも深いから、入る時に最初はバランスを崩してしまう。食事の後に徹夜を覚悟で吊りの練習に入る。そのために近くのホームセンターで脚立を買い込んだ。身体を脚立に乗せて足首を梁に止めようとする作戦だ。足首だけの縛りでは負荷がかかりすぎると思い、恥骨あたりを初めの縛りで脚の関節縛りを2番目として足首と渡したが美帆に吊りの気分をあじあわせる事は出来ず断念。やむなく寝かして撮影をする。床が暗い茶であるせいか肌色の発色がとてもいい。明日の撮影に期待して眠る。翌日は少し風はあるが快晴であった。衣装は3点ほど持っていたなかの気に入りの鶴の小柄の長襦袢を使う事にする。黒い土塀に赤の襦袢がはえる、偶然か風の演出でポニーテールにした髪が肩からこちらに流れてかねがね美帆と試みようとしていた上村松園の「焔」にちかい絵図らをつくる、あいにく般若面、打ち掛け、その他が不備の為に予定としておく。午後の低く傾いた陽が芝生にあつた。後手にきつく縛られた美帆を遠くに置いた、低い陽が背中の’縄に強いコントラストを作り一瞬の美を創る。同じポジションで美帆の尻を晒す、今日一日禁欲的な撮影をしていたせいかまぶしいものを観たように欲情感をもつ。一日中周りの人の目を気にかけて撮影していたストレスが美しい尻で一気に破裂した欲情だ。

– 杉浦 則夫 –

 何度か訪れている民家に、久しぶりに行ってきました。民家も私も、月日の経過と共に劣化していますが、この場でかかる縄に対してのストーリーは風化しません。
 到着するなり、小雨と風の中での縄の開始でした。寒さって縄の世界に誘導してくれる要因です。「今日の晒しは日が悪かったねぇ。こんな天気の下で・・・」なんて声が聞こえてきます。この日の私のイメージは、晒しでした。私にとっての晒しは、特別な責めよりも、縄を受けている我を身体の芯から感じられるので素直に心がトリップしていきます。
 翌日の、お気に入りの鶴の襦袢を着ての縄では買われた町娘になっていました。風が吹いていた日の朝に縛られて外に連れ出された。これはお仕置きではなく、店頭販売。私を買った家主様は、新しい若い娘を買ってきたので、私の次の買い手を見つけるために軒下に私を置いておいたのです。次の買い手を求めながら手放そうとしている家主様への恨み、そんな世界にいました。
 
 ここの民家は、普段のプライベートの撮影ではイメージできないことが瞬時に湧いてきます。そして、吊りを習得しようとしていた先生の練習場。先生と私にとって、ここは秘密基地のような場です。少しだけでも欲望が叶えてくれる、秘密の隠れ家です。
– 美帆 –

上記作品は杉浦則夫緊縛桟敷で現在掲載中です
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2 コメント

  • 川上雄二 より:

    古い作品ですが、「飼育の地下室」
    主演は、花宮あみ。

    それを見て感じたことを原稿にしました。
    あみが、劇中の紗江子に思えて仕方ありません❗

  • キャリア35年+アルファ より:

    良かったです、個人的には、お尻を突き出しての後ろ姿。
    このポーズに特に惹かれるファンとしては、何度見ても実に刺激的です。
    確かにこの手のポーズで、美帆さんが手を固く握りしめているというのは珍しいと思います。
    私も記憶にないような気が。
    やはり古民家での撮影という好条件もあり、襦袢着用の写真でも、妖しい魅力を振りまいてます。
    特別な場所、古民家での撮影にイマジネーションも全開で、心身ともにリフレッシュできた様子で何よりです。

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涼
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