+縄+想い 05

By 2014年6月26日緊縛コラム

 つい先日ですが、杉浦先生がサンフランシスコで講演を行ってきました。そして、その講演の中で私を簡単に縛ることがありました。この縛りは偶然ではなく、講演のプログラムの中に入っていました。先生は、講演参加者には「ある程度形になった縛りを披露したい」という考えがあったため、渡米の数日前に縛りのレクチャーを受けに行ってきました。

 レクチャーといっても、超短時間で基礎的なものでしたが、縄を受ける私には、今までとは違った感覚を覚えてきました。先生に縛りを教えてくれたのは、昨年の私との集いに何回か参加してくれました長池氏です。
 長池氏には過去にも何回か縛ってもらったことはありましたが、昨年のシカゴで行われたシバリコンというイベントで彼の縄への考え方を知ってから、私自身を解放して縄が受けられるようになった気がします。彼は、1対1のプレイを大事にする縄をかけてくれるからです。
 今回、どうしてもお話したいことは、レクチャーを受けた日の私の身体の感じ方です。縛り方は後手に胸縄といった感じの縄なのですが、身体を縛っているすべての縄が、どれも同じテンションで拘束してくれていました。これって、当たり前かと思われますが、実際にはすべてが同じテンションって、そう簡単じゃない。無意味にキツク縛るのとも違う。縄数は少ないけど、確実に縄に抱き固められている感じです。背中からキツク抱かれているような縄なんです。拘束感を感じながらも「このまま固まってしまっても構わないかも・・・」と安心感なのか安堵感というのか、そういった感情が発生するんです。プレイの世界で生まれる感情だと思います。
 さて、何回か長池氏に手取り足取りレクチャーを受けた先生は、その場では背後から抱きしめる縛りを習得しました。先生と事務所に戻り、縛りの復習をしてみました。が、全部の縄に均等にテンションがかからず、何度も練習をした後に背後からの抱きしめ縄に遭遇できました。レクチャーを受けた目的である講演でも先生は見事に背後から縄で抱きしめてくれました。先生が忘れないうちに、どこかでお披露目できたらいいのですが・・・。
 長池氏の縄に対する想いには、私も同感なんです。相手を見て縛る、これって大事というより基本以前のことだと思います。二人の世界の秘め事なんだから、技術を自慢することじゃない、そう感じます。

 美帆

6 コメント

  • sam aoki より:

    なんとなく迷い込んできた場所で美帆さんの文章を拝見嬉しく思いました。
    自分のような素人のマニア簡単な縛りしかできませんがたまにうまく、きちっと縛れることがあります。
    そんなときにゆっくりとつぎのステップをどうしようか、どうして欲しいと思っているのかと、淫らに考えるのが
    善いですね。少しぐらい時間がかかっても彼女はやはりゆっくり待っていますから。
    で、強めのクリップ、から…

    失礼しました。

  • 杉浦則夫 より:

    サンフランシスコの大手の異常性癖のコンテンツ制作配信をてがけるKinnkの一室での講演であった。集まったのは大半が若者であった。欧米では60歳以上の会員を見かけることはない。もっともパートナーを連れているせいもあるのかもしれません。緊縛史が浅いからでもあるようにもおもう。元来に緊縛講演なんておかしなことだ。好事家が集まって縛られた女を囲み艶談するのが日本人の好むところである。だからおもにヂスカッションに時間をさいた。彼らの緊縛の入り口は劇画バットマンで美人が犯され責められるのを見て緊縛の道に入ったとかは日本と変わりがないが、緊縛は芸術ときめつけている質問にはとまどってしまう、それが幻想であればあえてむげにエロとは伝えられない、彼らは真に緊縛を愛しているのだ。そんな人々をまえに我流の縛りを見せる事はできないと事前に緊縛歴の長い長池氏に基本を教えていただいたおりの美帆の感想である。確かに教示どうりにすると着ごごちのいい洋服を仕立てたような見栄えになる、それを美帆は縄に抱かれると表現したのであろう。
    講演終了後にスタジオを案内されたがその規模の大きさに目をみはる、狭い空間で撮影する我らと多種で大きな空間を持つkinkでは像とネズミのようだ、このネズミの細やかなオリエントな味を感じ取る事が欧米人に出来るのであろうか。彼らは真に日本を学ぼうとしている、襟を正してむかうべきだ。

  • kannon より:

    「背中からキツク抱かれているような縄」・・・縄に縛られているのではなく、背中から縄に抱かれているんですね。本来、縄は人間を拘束するための道具だと思うのですが、縛り手(先生の手)によって命を吹き込まれた縄が美帆さんの柔肌にぴったりと吸いついているんですね。背中から硬く抱きしめた縄の温もりと鼓動が伝わってくるようです。美帆さんの柔肌に絡みついた縄が蛇のように今にも動き出してくるような感じさえしてきます。実演を観たくなりました。

    • 美帆 より:

      kannonさんへ
      コメントありがとうございます。確かに縄は拘束するためのものです。が、長池氏はプレイのための縄に重きをおいています。これは、とても重要なことです。蛇というたとえは面白いです。私はカメの甲羅を付けられたかのような一体感を感じたりもしました。実際にお見せできないのが残念です。いつもありがとうございます。
       美帆

  • キャリア35年 より:

    最近は以前とはまた違う、新しい感覚の発見があるという点には、大いに興味ひかれます。
    先生が特別講習まで受けて習得したという秘技、「背後からの抱きしめ縄」をぜひ一度この目にしてみたいものです。

    • 美帆 より:

      キャリアさんへ
      いつもコメントをありがとうございます。今回の大病のおかげでしょうか?縄に対して今までとは違う角度から接しているような気がします。ホントに長池氏の縄に対する考え方は私と似ているように感じます。先生の特訓の成果をお見せする機会が無くなってしまいましたね・・・なかなか皆さんにお会いすることも無さそうですね。いつか、そんな日を期待しています。
      美帆

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