マリア(一般女性)

By 2017年7月6日撮影後記

むかしむかし鬼プロが太古八郎一座を組んでピンク映画館で映画の幕間に1時間ほどの軽演劇をしていた。脚本は団鬼六。すでに師の仕事は忙しくなるころであった。舞台稽古が迫っても台本は出来上がらない、「杉浦てきとうに書いておけ」といいのこして飲みに出かけてしまう。たとえあと数行でも師の後を書きつぐのは不可能だが、師が帰るまでに書き上げてみせると「お前の文章にはてにおはが分からん」と却下されて、最終章を自分で書きついでいた。そのように俺は書き物が苦手である。

マリアは6月になれば20歳になるから撮影をしてくださいと蓬莱からの依頼であった。撮影当日は目黒駅で待ち合わせた。マスクが顔をかくすぐらいにして現れた。とても内向的な感じの子であるが話してみると芯の強い子という印象だ。蓬莱の伝えるところでは苦痛系のプレーをパートナーとしているということで、縄の執着はこれからだということである。その彼とのプレーで左手首を痛めている。それを考慮して手首を深く組み縛る。高手小手にはならないが容赦していただきたい。表情をあるがままの柔らかいものを求めた、時々は恥ずかしげな笑顔を作るのであるがそれはマリアの違った一面と感じてカメラに納めなかった。ライトも柔らかくくみ肌の艶を失わないように注意した。それはそれで効果のある事であったが、マリアには性の探訪に深いものがある、それは彼女の闇といっても過言ではない。スイッチがONに入ると自分欲望をどこまでも深めていく。少女のような小さい性器は芯が紅に染まる。そこを責めてくれとせがむような視線をなげる。感慨深い撮影であった。

今日のギャランティーは学資の足しにはなったのであろうか。

文 杉浦則夫
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